造園工事とは

整地、樹木の植栽、景石のすえ付けなどにより庭園、公園、緑地などの土地を築造し、道路、建築物の屋上などを緑化し、または植生を復元する工事です。造園工事の対象は、個人住宅や集合住宅をはじめ、公園や緑地、道路や河川、ビルの屋緑化など幅広くございます。工事の種類は植栽工事・地被工事・景石工事・園路工事・水景工事・屋上等緑化工事・緑地育成工事・地ごしらえ工事・広場工事・公園設備工事などを取り扱っております。
造園工事の種類

地被工事
土一面の庭に、コケや芝生などの地被植物を植える工事です。土の表面を美しい地被植物で覆います。地被植物は容易に増やせるため繁殖性が強く、植物体が柔らかい性質で、病害虫に対して強い庭を作れることも特徴です。また、種類が豊富で用途にあわせた庭づくりを実現いたします。

景石工事
日本庭園などの和風の庭でよく使用される景石を設置する工事です。景石は庭の格を現す大切なポイントとされ、様々な大きさや形にこだわりを持たれるため、クレーンなどの重機を使用する場合もございます。

園路工事
公園内や公園への道筋に、人や車が安全に通行できるように道路や遊歩道を設ける工事です。人や動物だけでなく上下水管を地中に収納したり、街や住宅の景観を美しく保てるように配慮した工事も行います。

水景工事
噴水や人口の滝・池などを設置し、水景色でその場所の景観を豊かにする工事です。ミスとの設置や水質を維持するために、ろ過装置や殺菌装置などの設置作業も含まれています。そのためコンセプトやイメージにあわせたデザイン性も幅広くございます。

屋上等緑化工事
建物の屋上や建物の壁に植物を植えることで、緑化していく工事です。緑化した面は、夏はコンクリート面よりも約23℃低くなり、ヒートアイランド現象を抑制します。階下の温度は、夏にマイナス2~3℃、冬にプラス1~2℃と、室内を快適にする効果もございます。冷暖房のエネルギー削減とともに、CO2の削減も図ることができます。

緑地育成工事
草花、樹木、芝生などの植物を育成する工事です。植物を育てるために必要な土壌改良工事や支柱設置工事なども行います。植物の育成や復元に適切な工事を行い、植物を十分に育成していきます。

地ごしらえ工事
木の伐採作業後に残った木の枝や雑草を集めて整理をしたり、新しい苗木を植えるためにスペースを確保するための工事です。スペースの確保は、新しい苗木がしっかりと養分が行き届くようにする大変重要な作業です。その他、土壌の乾燥や表面土が流れ出すのを防いだり、霜柱の発生などを抑制する効果もございます。

広場工事
運動広場や芝生広場などの自然景観を、広場に新しく生み出す工事です。元々の自然景観を保つために、広場工事の対象は広場全体ではなく、広場の一部分を工事するケースがよく見られます。

公園設備工事
公園内の噴水や歩道、園路やグラウンドなどの全体的な公園設備を設置・維持管理する工事です。一口に公園設備工事と言っても幅広い範囲が工事の対象となるので、様々な工事に分けられます。